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あなたはなにがしたいのか2
 おでってテナントの未払いの話の続報だが、何でも盛岡市の議員さんの委員会でこの件を取り上げた共産党の議員さんがいたらしく、本当ならばすぐに退去させるべきではないか、という話をしたとのこと。

 何かの記事で見たのだが、面白いのが市役所の担当者が雇用者もいるので何とも、と答弁したという話だ。いったい、どっちがどっちなのか、と聞きたくなるようなやり取りである。
 何度考えてみても、やはりあそこの立地でまともな商売が成り立つとは到底思えないのだ。そこにむりやり喫茶店などを継続させて誰が得をしたのだろうかという話である。

 しかし、この話は本当におかしい話だ。1Fの産直と居酒屋は何となく理解できるとしても、あの5階に喫茶店を入れて収支が立つと誰が予想したのであろうか。何ともである。
 加えてよくよく考えてみれば、何で公共施設に飲食店や物販店を入れる必要があったのだろうか。この計画自体にそもそも無理があったのではないか、という気分になる。

 一番最初の入り口に無理があるので、その後も無理が重なってくる。面白いのがあれだけ厳しい立地にあるのに、議員さんは相場からすると安いみたいな話をしている。では議員さんに聞きたいのだが、相場とは一体何か、という話だ。
 そもそも相場なりにテナントを募集したならば誰も入らないということに気付かないほど経済センスがないのであれば、本当に恥をかくだけだから発言を控えたほうが身のためではないかと心配になる。
 相場というのはそこそこの取引が行われている状況で、ある程度、需要と供給とが折り合いがつくあたりの話であって、ワンショットでいくら、しかも条件は通常のテナントと全く違うということであれば、相場、という概念を持ち出すこと自体が間違いだ。
 放っておけば万年空きテナントになる可能性もあるところにとりあえず入って雇用だけでも増やしているという事実、これは加点にならないのだろうか。

 やはりこうして考えてみると、どうやって黒字化するかという話よりもなんであそこに飲食店を入れたのか、という方が問題のような気がしてきた。
 いや、これとて今更言ったところでどうこうなる問題ではないだろう。

 個人的には、今未払いの借金については不問とし、以降の契約については売上歩合制として、むしろ雇用を守る方向で考えたほうがいいのではないかと。

 なぜかといえば、結果として金を払わないのなら出て行けと言えば、万年空きテナント、失業者も10名以上出て終わり、というのが目に見えているからである。この前、鼻息を荒くしていた先生にこの辺の事実と向き合ってもらってそれでどういう意見があるか、逆にお伺いしてみたいものだ。
佐々木 信夫
PHP研究所
¥ 777
(2009-10-16)

| kulo. | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
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