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世の中こういう話もあるものだ

 面白い話を聞いた。何でも磁気テープがまさかのV字回復を遂げているというものだ。

 こちらの話をご覧頂きたいのだけれど、確かにグラフでみると磁気テープがしっかりV字回復している。詳細についてはリンク先をご覧頂きたいのだけれども、当に一気に落ち込んだところからの回復傾向が見られる。

 記事によれば、V字回復の原因としては技術革新がなされて、大容量のストレージを安価に構築できるという事もあってテープが重宝されているのだとか。Google、オラクルなど、いわゆる最近流行りのビッグデーター系の会社でかなり注目されている、という事のようだ。

 コストに関して記事から引用してみると以下のような内容である。

 日本オラクルによれば、100テラバイトのデータをアーカイブする際に必要となる投資額は、1テラバイト当たりでHDDが7万円強、これに対して磁気テープは1万5000円と、およそ2割で済む。

これは安い。原価が2割になるというのは正直IT業界ではそうそう無いことで、同等の品質であれば迷う要素も無いだろう。

 加えて、信頼性が上がったこと、高速な読み取りが出来るようになったこと、利便性が上がったことなどが挙げられている。たしかにどの要素も普及には不可欠な要素だ。

 個人的には磁気テープといえば正直、いやな思い出しかない。うまくバックアップがとれていなかったり、いざ戻そうとしても何故か再現されなかったりと散々であった。それにバックアップの時間も結構かかったように記憶している。つまるところ、上記の改善点となる課題全てを経験してあまりよい思い出が無い、という話なのだ。

 こうなってくると今後の活用法が非常に気になるところではある。あとは保存性だろうか。結局のところ、やはりこれだけのデータとなってくると原則としてアーカイブ用に使うという事意外はないのだろうから、これが時間がたつと読めなくなるという事では困る。将来においてもしっかり読めるような保存性、そしてこれらを支えるハード周りの持続性というのも、今後重要になってくるだろう。

 いずれ、大容量データが求められるのに応じてハードが進化した形で、しかもこの分野は日本メーカーがとても強い。ぜひとも優位性を確保しながら世界市場を席巻してほしいものだ。

| kulo. | 08:00 | comments(0) | - |
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