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背水の陣 2乗

 Biglobeが企業向けにクラウド型のグループウェアサービスを実施するという記事が掲載されていた。

 こちらの記事などなのだが、エンジンとして採用されたのはAipoなのだそうだ。Aipoといえば無料のグループウェアという事で個人的にも注目していた。しかし、グループウェアの大御所であるサイボウズLiveなどが、積極的に無料展開してきたこともあって、使い勝手も良いことから基本的にそれ以外のグループウェアを考えなくても良い、というような状況になっていた。
 Biglobeのこのサービスを紹介しているページを眺めてみると、蓄積できるデータ量でプランが分かれているようで、ワークフローと営業支援がオプションという構成だ。これであれば、サイボウズLiveは無料でかなりのことができるので私個人にこういう問い合わせが来たならば100%の確率でサイボウズLiveをお勧めする。何しろあちらは高機能且つ無料なのであある。何とも恐ろしい話だ。

 Biglobeといえば、母体であるNECがBiglobeを切捨てにかかっている、という話が出ている。つまりこれはPanasonicなどでも一緒なのだが、コンシューマー事業を撤退してBtoBや官公庁向けに特化していきましょうと、そういう話。
 一見すると上記の流れにのったかのような今回のサービス提供であるが、厳しいことを言えば、後発なのに全く魅力を感じない料金設定そして、目新しさの無い機能。加えてAipoについても特に優勢にビジネスを展開していた訳ではない、劣勢ではないかもしれないが、という事もあって、正直、迷走している、もしくは親会社のNECに何とかそのまま居残ろうとして最後の頑張りを見せているようにも思えるのだ。
 結果としては、これがヒットすれば独り立ちできるねと言って切り離すし、失敗すればクローズへのエクスキューズを与えてしまうという事で、もしNECに居残ることを目的としてこのプロジェクトを手がけたのであれば、あまりにも結果が見えすぎていて若干かわいそうなところもある。

■捨てた?捨てられた?の図。盛岡ではたまに目撃情報がある。



 まあ、そういう話ではないのかもしれないが、世間に流れているニュースだけ見ていても何だかな、という感じはある。個人的にはBiglobeをどこが買収するのか、これが非常に見ものだ。結果としてはプロバイダ大手しかないだろうと。そして、合併して母数を増やす形でやるのだろうと思う。
 そうなると、一度大きい合併を経験しているNiftyなんかはかなり可能性があるのでは無いか。ある意味で、NEC,富士通連合みたいな感じで、21世紀にしてこれらのメーカー(ではないけれども関係していた会社)が手を結ぶというのは真の意味で業界再編が進んでいるのだなと改めて感じる。

 今後の展開には注目が必要だが、とりあえずBiglobeユーザからすれば、何でもいいから早く決めてくれ、というのが本音だろう。

| kulo. | 08:00 | comments(0) | - |
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