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先生の早期退職について

 最近メディアで騒いでいる話に、先生の早期退職に関した話がある。詳細については皆様よく御存じの事かとは思うが、知らないという方はリンク先の記事をご参照頂きたい。

 特にも問題になっているのは埼玉のケースで、2月から段階的に居座れば居座るほど退職金が減額されるという制度設計になっており、3月末の年度末を迎える事無く教壇を去る先生がかなりの数いる、という話だ。
 これを受けて、埼玉県知事が言、学級担任が残り2カ月で辞めるのは無責任のそしりを免れない、とコメントしたという話も聞こえてきている。

 メディアの反応をみているとこうだ。当に埼玉県知事の怒りを代弁するかのごとく、無責任極まりないと怒っているもの。一方では150万円は大金だから、こういう条件設定では仕方が無いのではないか、というものだ。

 まず個人的に感じたところとして、給与が高すぎるというもの。これは民間と比較しているのだが、クビのリスクが無いのだから、もっと給与が低くても良いのではないかと単純に思う。
 何でも、埼玉県のケースでは勤続35年以上で月給40万円平均なのだそうだ。学卒でストレートで先生になれば、23歳からキャリアをつむことになるなら、58歳で40万円か。主観の問題だが、これはやはり高い。

 この給与の高い低い論になると、必ず出てくるのが給与を低くすると優秀な人材が集まらない、というもの。明らかに民間よりも高い給料をもらっているようだけれども、果たして優秀な人材は集まってきているのだろうか。
 加えて、皆の税金で賄われる行政サービスはある財源をベースに支出を決めるのが基本的な考え方だろう。となれば、世間と比較してというのはナンセンス極まりない話であるし、そもそも、優秀な人材が先生として集まってしまったら、誰が納税するのだ、という話はある。私立でもない限り、先生たちは公務員なのだから、いずれ民間の納税に依存しているのだ。

 加えて、この退職金である。よくテレビのケースで出てくるのが2700万円みたいなケースなのだけれど、これについてはどうか。決して安くない値段だと思うのだが。少なくとも個人的な感覚で言えば高すぎる。

 そもそも公務員にボーナス、退職金という特別支給の概念が適当なのか全く分からない。
 霞が関の官僚が悪巧みをしてこういう仕組みを作ったのだろうが、金は無いけれども給料は払うみたいな訳の分からない発想はもうやめにしようと感じる。

| kulo. | 08:00 | comments(0) | - |
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